ユニックスでは、屋外用製品のスタンダードであるステンレス製品の耐蝕性能を上げるため、
高い技術を持つ自動車の車体塗装に習い、
ステンレス製品の塗装下塗りとして「カチオン電着塗装」を採用しています。
多くの換気口の塗装が上塗り（一度塗り）のみなのに対して、
ユニックスは塗装処理に下地処理を加えることで、製品に対する信頼性を高めています。
また、ステンレス製品の標準色（Uシルバー）の塗装には、
揮発性有機化合物（VOC）が放出されない粉体塗料を取り入れ、近年深刻化している大気汚染への
環境負荷や居住者の暮らしに配慮しています。
カチオン電着設備
カチオン電着塗装とは、被塗物を電着塗料に浸漬し、被塗物側を陰極（ー）に、電着槽内に設置した極板を陽極（＋）にして、この間に直流電流を流すことで被塗物に塗膜を析出させ、優れた塗膜を得る塗装システムです。均一な膜厚に塗装でき、焼付後非常に高い防錆力を持つ電着塗膜を形成します。カチオン電着塗装は、有機溶剤をほとんど使用しないため、環境面でも負荷が軽減できます。
粉体塗装設備
粉体塗装とは、粉末状の塗料を静電気によって被塗物に付着させ、焼付する塗装方法です。塗料の成分中に有機溶剤など含まず、塗膜形成成分のみにて配合されているため、揮発性有機化合物（VOC）の放出がなく、環境への負荷を軽減します。
各種設備
私たちは、お客さまに信頼されるより良い製品をご提供するために、日々数多くの性能測定、評価を繰り返しています。自社研究施設内には「圧力損失測定設備」「音響測定設備」「耐外風・耐雨試験設備」「気流可視設備」などの試験設備を設け、多様化する住環境への対応やお客さまからのニーズに的確にお応えできるよう、研究開発に取り組んでいます。
音響測定設備
耐外風・耐雨試験設備
気流可視設備
圧力損失測定設備
環境への取り組み
ユニックスは2008年の12月に環境配慮に関する国際規格である、「ISO 14001」の認証を取得しました。換気口専門メーカーとしてその持てる技術と想像力を活かし、次世代に豊かな自然を残していけるようさまざまな取り組みを行っています。
※ISO14001認証サイト： 新潟工場 / 新谷電着塗装工場
低有機溶剤のカチオン電着塗装を下地処理として採用したのをはじめ、新谷電着塗装工場では工場排水処理システムにより排水をを浄化し、地域環境への負荷低減を図っています。
工場排水処理システム
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